【金本 晟佳 019】支払いの優先順位

毎月に住宅ローンの返済が厳しくなってくると、日常の出費を抑え何とかローンをやりくりするしかない、と考える方は多いです。
もちろん、節約をすることによって住宅ローンが維持できるのであればこれは大いに正しい選択なのですが、日々の出費の中にも様々なものがあります。
食費や教育費、保健料の支払いもあれば家を所有すれば固定資産税・都市計画税がかかりますし、マンションの場合は管理費がかかります。
住宅以外にも車のローンや中にはクレジットカードの借入があり、その返済が必要な方もおられるでしょう。これらの項目の中には毎月の返済額が決まっており、節約でどうにかなるものばかりではありません。
全てを難なく支払えるのであればそれがベストなのですが、支払えなくなってしまった場合には項目別に優先順位をつけ取り返しがつかなくなる前に対策をとる必要があります。

①【生活費用
食費や光熱費、通信費、教育費等日々の生活で欠かすことのできない費用です。つまり優先順位も一番高いのですが、いざ節約するとなると、この生活費用の中からなるべく費用を抑えていく必要があります。

②【税金
住宅を所有していれば固定資産税・都市計画税、自営の方であれば住民税や国民健康保険料なども収める必要がありますが、税金に関しては仮に将来自己破産をしても支払いの義務を免れることはなく、必ず納付しなければならないものです。
また、税金の滞納があると役所は自宅を差押えてくることがあります
これでは自宅を売却することもできなくなってしまいますのでそういった意味でも税金の支払いの優先順位は高いものと言えます。
どうしても納期限までの納付が難しい場合は何も言わずに滞納してしまうのではなく、役所に出向き相談してみてください
分納などの相談には乗っていただけるはずです。

③【マンション管理費・修繕積立金
マンションに住んでいる方の場合、管理費・修繕積立金がかかっている事かと思います。
この費用に関して滞納があると、もちろん管理組合から請求されることになるのですが、場合によっては管理組合から訴訟を起こされるケースもあります。
売却時にも滞納分は次の所有者に引き継がれますので、滞納があるマンションをわざわざ購入する方はいません。
つまり滞納分を解消する必要がありますので、管理費・修繕積立金に関しても支払いの優先順位は高いと言えます。

④【住宅ローン以外の借入の返済
住宅ローン以外に借入がある場合、これらに対しても返済をする必要があるので大きな負担になっている方も多く見受けられます。
どうしても必要な車のローン等は優先順位を高く、維持する必要がありますし、大きな買い物をする際にクレジットで分割で支払うことも計画的に利用するのであれば問題はありません。
しかし生活費に充てるためや住宅ローンの支払いのために借入れるといった状況になってしまっていれば、今後、明確に収入が上がる見込みがあり一時的に借入れている場合を除きほぼ間違いなく将来返済に行き詰ります。
ましてやカードローンの返済のために別のカードローンから借入れるような自転車操業状態になっている場合にはすぐに何かしらの対策をする必要があるでしょう。
つまりこの項目が支払えない状況であればすでに現状維持が難しい状況に陥っているので優先順位としては低いと言えるかもしれません。

⑤【住宅ローン
念願のマイホームを手に入れる為に組んだ住宅ローン、上記のように生活費を抑えることで維持できるのであればまだ問題はありませんが、税金や管理費、その他の借入の返済を滞納してまで支払ったとしても、結局その滞納している項目の債権者から差押えられ競売にかけられてしまえば本末転倒です。愛着のある家をどうしても手放したくない気持ちがあるので正しい選択をすることが非常に難しくなってしまっているのですが、節約をしても支払えないのであればこちらも何か対策を取っていかなければなりません。無理に支払ってはいけないという意味で住宅ローンの優先順位も低いものと言えます。

もちろん今回挙げた項目以外の出費もありますし、優先順位も人によって違うことでしょう。
しかし、誰にも相談できずに間違った選択をしてしまってからでは取り返しが効きません。返済に行き詰った際にはすぐに住宅ローン難民エールプランナーに相談してください

Filed under: 住宅ローン難民,立川:基地 — 金本 晟佳 10:12 AM

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