【金山 博 017】任意売却後の残債は?     

住宅ローン難民の方で相談をされる方のほとんどが不安に思われのが、任意売却後の
住宅ローン残債はどうなるのか、というものです。

自宅を売却後も借入金が残ってしまう任意売却では残債の支払い義務は残るのですが、(自己破産をした場合を除く)
当然、今まで支払ってきた住宅ローンと同額の支払を行うことなど出来るわけがありません。
そもそもその支払いが出来ないからこそ任意売却を選択しているのですから。

これは債権者も十分に承知しているので、無理に同額の支払を求めてくることはありません、
では、どうなるのか?

任意売却後の残債に関しては、金融機関に対して[毎月支払い可能な金額を弁済]することになります。
金融機関によって対応は異なりますが、基本的には任意売却後、金融機関に対し現状の収支をおおまかに伝えて、
現状で支払っていける金額を提示することになります。

皆さんの状況は様々ですので一概には言えませんが、よくあるケースとしては1~2万円を支払っていくという
ケースが比率としては高いです。

このようにして金融機関と毎月の支払金額を決め、支払っていくというのが任意売却後の残債の流れとなります。

そして、この流れにはまだ続きがあります。

無理のない範囲の支払いと言っても支払う側からしてみれば、大きな負担となりかねません、また金融機関側としてみても任意売却後のもはや無担保の貸付、尚且つ、毎月入ってくる金額も少しずつとなるとそのような債権を早期に手放したいと考えるようになります。

では実際どのように手放すのか、
他の債権回収会社へ売り渡すのですが、それを債権譲渡といいます。ここで大きなポイントがあります。売却される債権はそのままの金額で譲渡されるわけではなく、無担保で毎月支払ってもらえる金額もわずかなのですから
債権譲渡では残債の額の2%や5%といった金額で債権を買い取っているのです。
例えば任意売却後に1,000万円の残債があった場合、その残債が10万円~50万円程で新たな債権回収会社に売却されることになります。
債権を買った新たな債権者はその債権額に利益を上乗せして回収することになりますが、上の例の場合10万円~50万円ほどで買い取っているわけですから、例えば100万円も回収すればかなりの利益となります。
このようにして1,000万円回収する権利はあるけれども100万円支払っていただければ債権は放棄します。といった流れになるのです。

債権譲渡に関してはどのタイミングで行われるかは債権者次第ですし、金融機関によっては債権譲渡を行わない場合もありますが、ほとんどのケースでは上記のような流れで任意売却後の残債は処理されています。

Filed under: 上野台東:基地 — 金山博 10:46 PM

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