【古橋勝芳008】リースバックでそのまま住み続ける!?
様々な理由で住宅ローン難民になってしまう方はおられます。
どんな理由であろうとも手放したくないという方もおられるかと思います。
そういった方は『リースバック』という方法で、もしかしたらご自宅に引き続き住み続けることが出来るかもしれません。
リースバックとは?
任意売却では債権者からの同意を得た上でご自宅などを売却し、その売却代金を返済の一部の企てることになるのですが、通常の任意売却では購入者に対して家を明け渡す必要あります。
リースバックでは業者や投資家に購入してもらい、その方に引き続き家賃を支払うという形でそのまま住み続けることができるのです。
また、この時点で金額を設定しておき、将来再度自宅を買い戻すことも可能になります。
今後の家賃が支払える金額かどうかがポイント!
上記のように毎月の住宅ローンが支払えなくなっても、リースバックを選択すればそのまま住み続けられるという非常に魅力的な方法なのですが、重要になってくるのが家賃の設定金
購入する業者や投資家はもちろん損をするわけにはいきませんので、基本的には購入した金額の8%~12%を年間の家賃として設定します。(この割合は一般的なものですので個々によって異なります。)
例えば、2,000万円で売却しそのまま住み続ける際に年間8%の家賃が必要とすると
20000000×0.08=1600000
年間で160万円の家賃が必要になります。つまり
1600000÷12=133000
月々約13万円の家賃です。
この金額が今までの住宅ローンの金額より高ければ何の意味もありませんし、住宅ローンより抑えることが出来たとしても、継続して支払っていけるかどうかということは非常に重要なポイントですのでよく検討する必要があります。
ただ、住宅ローンとして支払っていた時はローンの他に『固定資産税・都市計画税』やマンションの場合『管理費・修繕積立金』を支払う必要がありますが、リースバックで賃貸として住む場合にはこれを支払う必要がなくなりますので、その点では大きなメリットと言えます。
これらのことを加味したうえでリースバックを選択するかどうかを決める必要があるでしょう。
任意売却だけではないリースバックの活用法
このリースバックには大いに活用できる場面があります。
まずは高齢者の老後の資金としての活用法です。
住宅ローンは残ってないが、手元に現金がなく老後の生活資金が不足しているといった場合、自宅を売却し現金に換え、そのまま家賃を支払い続けながら住むといったことも可能となります。
他には事業等の資金繰りの改善です。
自社ビルや工場などのローンの支払いが困難になった場合や、会社の運転資金が不足した場合等にリースバックを選択し、手元に現金を得ながら不動産はそのまま使用し続けるのですが、資金繰りとしては、債務の元金の支払い(費用として計上ができない)が減り、家賃の支払い(費用として計上が可能)が発生します。その結果、利益が圧縮され、法人税が減ります。このようにして資金繰りの改善に繋ぐことができます。
リースバックの仕組みをご理解していただけたでしょうか。
もし今住宅ローンの支払いは困難だけれども、どうしても住み続けたいといった方がおられましたら、
リースバックの仕組みをご理解していただけたでしょうか。
もし今住宅ローンの支払いは困難だけれども、どうしても住み続けたいといった方がおられましたら、このリースバックも検討してみてはいかがでしょうか。住宅ローン難民エールプランナーが
一緒になってベストな方法を提案いたします。