【鈴木一郎001】任意売却のデメリット

任意売却は、競売と違い、市場価格で売却できる可能性が高いことから残債を圧縮できる可能性が高いこと、引っ越し代を確保できるといったメリットがあります。また、任意売却は外形上、通常の不動産売買と同じですので、近所に気が付かれずに処分することが可能になります。一方で、任意売却にはデメリットがあります。代表的なデメリットを9つ挙げます。
■デメリット1 売却活動に積極的に協力しなければならない
任意売却は、競売になるまでの時間との勝負といえます。そのため、購入希望者の内見の申し込みに出来るだけ早く対応する必要があり、スムーズに任意売却を成功させるためにも、売却活動に協力する必要があります。
■デメリット2 売買契約書などの手続きをしなければならない
任意売却の成立に向けて最終的に契約と決済の手続きが必要です。売主として売却手続きに関与する必要があります。
■デメリット3 別れた夫、妻と連絡を取らなければならない
任意売却を成功させるために、離婚した夫、妻と連絡を取らなければならないことがあります。連絡を取りたくない、会いたくないという場合でも、ケースよって相手に連絡を取って協力要請する必要があります。
■デメリット4 連帯債務者、連帯保証人の同意が必要
連帯保証人の同意が必要となりますので、決済に同行して頂き、抵当権を抹消するための書類に署名、押印しなければなりません。また、住宅ローンの残債が多く残れば、連帯保証人にも同様に支払い義務が生じるので、連帯保証人の方のためにも、今後の支払いについて説明する必要があります。
■デメリット5 債権者(住宅ローンを借りた金融機関)と会わなければならない
住宅ローンを滞納している債権者(金融機関・銀行)と顔を合わせて、任意売却の後にも住宅ローンが残る場合は、決済の時に今後の支払いについての説明が求められます。
■メリット6 債権者(住宅ローンを借りた銀行)の応諾価格が高い場合がある
任意売却は買ってくれる人がいて始めて成立します。ただ、買主が納得して買ってくれる金額と債権者の応諾価格が合意されなければなりません。
■デメリット7 個人信用情報に延滞履歴が記録される
個人信用情報に延滞の報告(登録)をされると通常7年間はその記録が残ります。世間でよく言われるブラックリストと呼ばれるものです。その間は、新たにクレジットカード等が作れなくなる可能性があります。
■デメリット8 引っ越しを早くしないといけなくなる可能性がある
競売になって退去しなければならなくなるまでは、住宅ローンを滞納してから約1年かかります。よって競売になり退去命令がでるまではそのまま住み続けることができますが、任意売却の場合、債権者との間で退去時期を話し合う必要があり退去日が早まる可能性があります。
■デメリット9 信頼できる任意売却を扱う業者を選定する必要がある

任意売却は通常の不動産取引と異なり様々な利害関係者(債権者、役所など)がいます。 よって、任意売却に対する専門知識や経験が必要となります。複数の業者に相談し、比較検討した上で依頼する業者を選定することとても大切になります。

以上が任意売却のデメリットです。良いことばかり期待せず、このようなデメリットもあることを認識していただきたいと思います。

Filed under: 住宅ローン難民,神戸:基地 — 鈴木一郎 4:49 PM

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