【真嶋一志018】任意売却と生活保護

突然の事故や病気などで仕事ができなくなった場合、住宅ローンの返済ができなくなります。任意売却できたとしても収入がないわけですから生活していくことが困難になります。その為、生活保護を申請される方がおられます。今回は任意売却と生活保護について説明いたします。

生活保護を受給する条件として、あらゆる手立てをしてそれでも厚生労働省の基準となる最低生活費に満たない場合受給できるというのが原則です。

具体的には・・・

・預貯金、生活に利用されていない土地・家屋があれば売却等し生活費に充てる必要がある。

・働くことが可能であれば能力に応じ働くこと

・年金や諸手当など他の制度給付を受けることができる場合はまずそれらを優先的に活用すること

・親族等から援助を受けることができる場合はまず援助をうけてください。そのうえで収入が最低生活費に満たない場合は保護が適用されます。

ここで問題として、住宅ローンのある不動産を所有している方に生活保護を認めてしまうと、それにより住宅ローン返済することで資産を増やすことを援助してしまう形になるため生活保護を受けることができません。

住宅ローン難民の方は住宅ローンの返済に困窮しているとはいえ住宅ローンのある不動産を所有していることになります。ただこのような場合でも金融機関からの督促状や自宅の売却を依頼した際の「媒介契約書」等を福祉事務所に提出し、自宅を必ず手放す旨を理解してもらえば生活保護の申請に通ることもあります。この場合転居先の家賃の上限金額等の制限があります。また、引越業者3社以上分の見積を提出することにより、そのなかの一番低い金額を転居費用として支給してくれることがあります。このように生活保護の受給をしながら任意売却をすすめる場合、必要に応じて正確な申請を行うことが大事です。住宅ローンに関係する生活保護受給でお悩みの方は是非ご相談ください。

Filed under: 尼崎:基地 — 真嶋 一志 10:02 AM

【真嶋一志017】銀行以外の抵当権が付いている場合の任意売却

銀行から融資を受けて不動産を購入した場合、その不動産に借金の担保として抵当権が設定されます。銀行は当初の約束通りに返済が行われない場合に抵当権を実行し競売により換価し債務の弁済に充てるのことになります。そして多くの場合競売より高い金額で売却できる任意売却に同意していただけます。

この抵当権は住宅ローンの借入だけでなく事業資金の借入や親族からの借入など何重にも双方の意識があれば設定することができ、約束通り返済できなければ抵当権を実行することもできます。

では住宅ローン以外の借入の返済ができなくなった場合に任意売却は可能なのでしょうか。

結論的には債権者の同意があれば任意売却は可能です。

ただ、銀行や保証会社が抵当権者の場合、事務的に任意売却について承諾していただける傾向にありますが、一般企業や個人、親族などの場合、金銭的な問題ではなく揉め事などによる「感情」が介入している場合があるので承諾をえられない場合があります。こういった場合、誠意を見せ感情面に訴えていく必要があります。必要であれば住宅ローン難民エールプランナーが抵当権者と交渉します。

銀行以外の抵当権についてのお悩みも住宅ローン難民エールプランナーにご相談ください。

Filed under: 尼崎:基地 — 真嶋 一志 7:14 PM

【金山 博 011】住宅ローンは家賃と同じ?

「今の家賃でマイホームが買えます!」不動産会社がポスティングするチラシや広告に

この様なうたい文句をよく見かけます。注意や興味を引くキャッチフレーズだと思います。

 

現在、お支払いの家賃と同額のローン返済額で住宅ローンを組み、ローンを払いきれれば自分の家が手に入り資産になるという意味でしょう。確かに家賃をいくら支払っても自分のものにはなりません。

 

一見、正しいように思えるこのうたい文句ですが実は危険がひそんでいます「リスク」についての説明や注意がなされておりません。長期間の住宅ローンは一般的に35年で組む方が多くこの長い期間に起こる変化に対応していかなくてはなりません。

35年の間に転職による収入減や、離婚をされる方もいるかもしれません、子供の進学先によっては教育費も大きく変わります。親の介護による思わぬ出費や、自身が病気になるかもしれません。挙げだすときりがないのですが、人生には予期せぬことが起きるリスクが多くあります。

 

また、ローンの返済額は賃料と同じでも持家には固定資産税、都市計画税が毎年掛かり、マンションの場合管理費、修繕積立金、設備の劣化による補修費も掛かります。

戸建の場合でも何か故障すれば直す費用も発生し外壁や屋根なども定期的に補修が必要です。

これらの維持費用も加味すれば家賃と同額とは到底言えない金額になってしまう可能性があります。

 

このようなことからローン返済中に支払いが滞ってしまった場合、住宅ローンには完済するまで抵当権がついています。銀行は回収のため抵当権を実行し競売にかけてしまいます。ローンを払いきるまでは、ある意味銀行が所有者のようなものです。

また、自身の意思で売却しようとしても、残債が売れる価格よりも上回ってしまう(オーバーローン)状態であれば不足金額分を持ち出すか、売却を諦めるしかありません。

 

 

住宅ローン難民にならないため第一歩として、チラシや広告のうたい文句にすぐ乗るのではなく、自身の返済プランにある程度余裕を持った住宅ローンを組むということが大切なのです。

Filed under: 上野台東:基地 — 金山博 4:20 PM

【萩原祥郎021】住宅ローンは家賃と同じ?とは

人生のリ・スタート!

それをどう考えるかです、上手く行く人は上手く行く考え方を選択しています。

 

不動産会社がポスティングするチラシに、

「今の家賃と同じ額でこんな物件が買えます!」といった文言をよく見かけます。

例えば、8万円の家賃を支払っているのならば、

毎月8万円の返済でローンを組めば、賃貸ではなく自分の持家が手に入る、

ということなのでしょう。 確かに、賃貸で家賃を毎月支払っていてもいつまでも

自分の家にはなりませんが、ローンで購入し、それを完済すれば名実ともに自分の家になり、

資産となるわけですから。 このようなチラシの売り文句は一見、正しいように見えます。

しかし、この売り文句には大きな危険がひそんでいます。

それは、「リスク」という部分に関して一切目を向けていないのです。

住宅ローンは完済するまでは銀行の抵当権が必ず付いています。

つまり、何らかの理由で住宅ローンの支払いができなくなれば抵当権を実行され、

自宅は競売にかけられてしまうのです。

いくら登記簿上の所有者だからといっても抵当権が残っているうちは、

それこそ売却してもローンを完済できないような状態(オーバーローン)であれば、

自由に売ることもできないので、持家とはいえ権利上、銀行より立場が弱いのです。

そしてこの住宅ローンは35年なら35年、基本的には支払い額が変わりません。

つまり、住宅ローンを組んだ時の状態を35年間維持しなければならないのです。

転職による収入減や、離婚をされる方もいるかもしれませんし、

子供の進学先によっては教育費も大きく変わります。

親の介護による思わぬ出費や、自身が病気になるかもしれません。

挙げだすときりがないのですが、人生には予期せぬことが起きるリスクが多くあります。

35年という長期に渡って現状を維持できる方は、かなり少ないのではないでしょうか?

このような予期せぬことが起こった際に、これまでの住宅ローンの支払いを維持できなければ、

たちまち支払いに困窮し、住宅ローン難民となってしまうのです。

もし賃貸であれば今より安い家賃の物件に引っ越すなどの対策が取れるのですが。

また、月々の支払いが家賃と同額だとしても、持家には住宅ローン以外に、

固定資産税・都市計画税が毎年必要です、マンションの場合は管理費や修繕積立金が必要です。

戸建の場合でも何か故障すれば直すためには費用がかかりますし、

外壁や屋根なども定期的に補修しなければなりません。

これらの維持費用も加味すれば家賃と同額とは到底言えないのが現実です。

住宅ローン難民にならないための第一歩として、チラシの売り文句にすぐに乗るのではなく、

自身の返済プランにある程度余裕を持った住宅ローンを組むということが大切なのです

 

すぐに住宅ローン難民エールプランナーまでご相談ください。

 

ひとりで悩まずに、まずはエールプランナーの萩原祥郎に、ご相談ください!

Filed under: 新大阪:基地 — hagiwarayoshi 8:47 AM

【阿部理恵021】住宅ローンは家賃と同じ?

答えは「NO!」です。

不動産会社の言う、「今の家賃と同じ額でこんな物件が買えます!」
これを鵜呑みにしてはいけません。
「頭金ゼロでも買えます!」
この甘言に乗せられて、ホイホイ全額ローンなんか組まないでください!

不動産業者は、家が売れさえすれば良いのです。
買主が融資を受けることができ、売買が成立し、自分に仲介手数料が入れば、
買主がローンの支払いに困ろうと、破産しようと、知った事ではありません。

住宅ローンは通常、支払が長期にわたります。
例えば、35年ローンで、1カ月8万円の住宅ローンを支払っているのなら、
ローン完済まで変わらず毎月8万円を返済し続ける必要があります。
つまり、住宅ローンを組んだ時の状態を35年間維持しなければならないのです。

夫婦共働きなので高額な住宅ローンを組んだが、事情によりどちらかが退職せざるを得ない場合、
会社が倒産してしまったため転職し、収入減となった場合、
離婚したために養育費の支払い義務が生じた場合、
親の介護が必要になり離職せざるを得ない場合、
ご自身の病気などによる収入の減少等、人生には予期せぬ出来事が起こり得ます。

このような想定外の出来事が起こったとしても、
毎月の住宅ローンを返済できるよう、余裕を持った借入をすべきです。
なので、頭金ゼロでめいっぱい住宅ローンを組むなど言語道断!
住宅ローン難民まっしぐらなのです。

また、住宅ローンの完済までは、金融機関の抵当権が設定されています。
もし、何らかの理由で住宅ローンの支払いが滞れば、抵当権を実行されてしまい、
自宅は競売にかけられてしまう、ということです。
つまり、抵当権が残っているうちは、自宅の実質的な所有者は買主ではなく、
金融機関だと思ってください。

一日も早く真の所有者になるために、
ガンガン繰り上げ返済するべきだと思います。
金利の節約にもなりますし。
するとやはり、住宅ローンは控えめに組むべきですよね。

今日のテーマに戻ります。
住宅ローンを組んでの自宅購入ではなく、賃貸であれば、
上記のような予期せぬ出来事が起こっても、
今よりも家賃の安い物件に引っ越すなどの対応が比較的簡単なので、
生活を立て直しやすいです。

また、月々の住宅ローンの支払いが家賃と同額だとしても、
持家には住宅ローン以外に、固定資産税などの税金が毎年かかりますし、
マンションの場合は管理費や修繕積立金が別途必要です。
戸建の場合でもどこかが故障すれば自分で直さなくてはなりませんし、
外壁や屋根なども定期的に補修しなければなりません。
これらの維持費用も加味すれば、
家賃と同額とは到底言えない金額になってしまうでしょう。

住宅ローン難民にならないための第一歩として、
不動産業者の耳触りの良い言葉に乗るのではなく、
何千万円もの借金を背負うのは自分に他ならないという覚悟をもって、
返済プランに余裕があるかどうかをよーーーく考えた上で住宅ローンを組んでくださいね。

「もう住宅ローン難民になってしまったわ!」という方は、
今すぐ住宅ローン難民エールプランナー阿部にご相談ください。
一緒に今後の方針を考えましょう。

Filed under: 北浜:基地 — 阿部理恵 5:29 PM

【萩原祥郎020】成年後見制度と任意売却とは

人生のリ・スタート!

それをどう考えるかです、上手く行く人は上手く行く考え方を選択しています。

 

家を売却するには、通常に売る場合でも任意売却でも、所有者の明確な意思表示が

不可欠です。 そして、不動産の購入や売却のみならず、預貯金などの財産を管理したり、

身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、

遺産分割の協議をしたりする必要があっても、認知症・知的障害・精神障害などの理由で

判断能力の不十分な方は、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。

また、自分に不利益な契約であっても正しい判断ができずに契約を結んでしまい、

後に被害を被る恐れもあります。 このような判断能力の不十分な方々を保護、支援する

成年後見制度というものがあります。

成年後見制度では判断能力の程度など本人の状況に応じて「後見・保佐・補助」の

3つの制度があります。

本人、配偶者、四親等内の親族、検察官などが家庭裁判所に申立てることにより、

・判断能力が欠けているのが通常の状態の方=後見人

・判断能力が著しく不十分な方=保佐人

・判断能力が不十分な方=補助人

が選任されます。

また、身寄りがいないなどの理由で、申立てをする人がいない方の保護を図るため、

市町村長に法定後見(後見・保佐・補助)の開始の審判の申立権が与えられています。

申立ての際に候補者が挙げられていれば、家庭裁判所はその候補者が適格か判断します。

通常は親族が選任されることが多いのですが、適切な親族が見当たらない場合などは、

弁護士や司法書士等が職業後見人として選任される場合もあります。

後見人、保佐人、補助人はそれぞれ本人の利益を考えながら、本人を代理し、

契約などの法律行為をしたり、本人が自分で法律行為をするときに同意を与えたり、

本人が同意を得ないでした不利益な法律行為を後から取り消したりすることによって、

本人を保護・支援します。 しかし、自己決定の尊重の観点から、日用品(食料品や衣料品等)

の購入など「日常生活に関する行為」については、取消しの対象になりません。

成年後見制度を利用するにあたっては申立手数料・登記手数料として3,400円の費用を

印紙で納める必要があるほか、郵送等の実費や、必要な書類を取得するための費用、

後見と保佐では、必要なときに本人の判断能力の程度を医学的に十分確認するために、

医師による鑑定を行いますので、鑑定料が必要になります。鑑定料は個々の事案によって

異なりますが、ほとんどの場合、10万円以下となっています。

期間については、審理期間については、個々の事案により異なり、一概にはいえません。

鑑定手続や成年後見人等の候補者の適格性の調査、本人の陳述聴取などのために、

一定の審理期間を要することになります。多くの場合、申立てから成年後見等の開始までの

期間は、4か月以内となっています。早ければ1~2週間で完了することもあるようです。

任意売却の相談を受けた際に、所有者の判断能力に応じて成年後見制度が必要な場合、

上記の期間が必要であったり、ご家族に対して適格なアドバイス等も必要になってきます。

判断能力の不十分な方に対して無理矢理売却を進めてしまい、後で無効になってしまっては

誰も得しないどころか当事者全員に甚大なる迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

住宅ローン難民エールプランナーが適切な判断をし、ご本人やそのご家族に対して、

正しい選択肢へと導いてあげる必要があるのです。

 

すぐに住宅ローン難民エールプランナーまでご相談ください。

 

ひとりで悩まずに、まずはエールプランナーの萩原祥郎に、ご相談ください!

Filed under: 新大阪:基地 — hagiwarayoshi 5:50 PM

【金山 博 010】成年後見制度と任意売却

家を売却する場合は、通常に売る場合でも任意売却で売る場合でも所有者の明確な意思表示が必要になります。

そして、不動産の購入や売却以外でも預貯金、財産の管理や、介護施設への入所に関わる契約、遺産分割協議などをする場合で認知症、知的障害、精神障害などの理由により自分で十分な判断が難しい場合があります。

また契約の内容について正しい判断ができない状態で契約をしてしまい後で不利益を被る恐れもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し支援する成年後見制度というものがあります。

 

成年後見制度には判断能力に応じて「後見、保佐、補助」の三つの制度があります。本人、

配偶者、四親等内の親族、検察官などが家庭裁判所に申し立てることにより、

・判断能力が欠けているのが通常の状態の方=後見人

・判断能力が著しく不十分な方=保佐人

・判断能力が不十分な方=補助人

が選任されます。

 

また身寄りがいないなどの理由で申し立てをする人がいない方の保護を図るため市町村長に法定後見(後見、保佐、補助)の開始の審判の申立権が与えられています。

申立の際に候補者が挙げられていれば家庭裁判所はその候補者が適格かどうか判断します。

通常は親族が選任されることが多いのですが、適切な親族が見当たらない場合などは弁護士や司法書士等が職業後見人として選任される場合もあります。

 

後見人、保佐人、補助人はそれぞれ本人の利益を考えながら、以下の様な保護や支援を行います

本人を代理して行う契約などの法律行為。

本人が自分で法律行為をするときに同意を与えるなど。

本人が同意を得ないでした不利益な法律行為を後から取り消すなど。

 

しかし、自己決定の尊重の観点から、日用品(食料品や衣料品)の購入など「日常生活に関する行為」については取り消しの対象になりません。

 

成年後見制度を利用するにあたっては申立手数料、登記手数料として3,400円の費用を印紙で納める必要があるほか郵送等の実費や必要な書類を取得するための費用、後見と保佐では必要な時に本人の判断能力の程度を医学的に十分確認するために医師による鑑定を行いますので鑑定料が必要になります。鑑定料は個々の事案によって異なりますがほとんどの場合10万円以下となっています。

 

また期間について、審理期間は個々の事案により異なり、一概には言えません。鑑定手続きや成年後見人等の候補者の適格性の調査、本人の陳述聴取などのために、一定の審理期間を要することになります。多くの場合申立てから成年後見等の開始までの期間は4か月以内となっています。早ければ1~2週間で完了することもあるようです。

 

任意売却の相談を受けた際に所有者の判断能力に応じて成年後見制度が必要な場合、上記のような期限が必要であったり、ご家族に対して適格なアドバイス等も必要になってきます。判断能力の不十分な方に対して無理矢理売却を進めてしまい後で無効になってしまっては誰も得をしないどころか、当事者全員に甚大なる迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。住宅ローン難民エールプランナーが適切な判断をし、ご本人やそのご家族に対して正しい選択肢へと導いてあげる必要があるのです。

Filed under: 上野台東:基地 — 金山博 2:43 PM

【柴田文江021】住宅ローンは家賃と同じ?

不動産会社がポスティングするチラシに、
「今の家賃と同じ額でこんな物件が買えます!」
といった文言をよく見かけます。

例えば、8万円の家賃を支払っているのならば、
毎月8万円の返済でローンを組めば、賃貸ではなく自分の持家が手に入る、ということなのでしょう。
確かに、賃貸で家賃を毎月支払っていてもいつまでも自分の家にはなりませんが、
ローンで購入し、それを完済すれば名実ともに自分の家になり、資産となるわけですから。
このようなチラシの売り文句は一見、正しいように見えます。

しかし、この売り文句には大きな危険がひそんでいます。
それは、「リスク」という部分に関して一切目を向けていないのです。
住宅ローンは完済するまでは銀行の抵当権が必ず付いています。
つまり、何らかの理由で住宅ローンの支払いができなくなれば抵当権を実行され、
自宅は競売にかけられてしまうのです。
いくら登記簿上の所有者だからといっても抵当権が残っているうちは、
それこそ売却してもローンを完済できないような状態(オーバーローン)であれば、
自由に売ることもできないので。そういう意味では持家とはいえ権利上、銀行より立場が弱いのです。

そしてこの住宅ローンは35年なら35年、基本的には支払い額が変わりません。
つまり、住宅ローンを組んだ時の状態を35年間維持しなければならないのです。
転職による収入減や、離婚をされる方もいるかもしれませんし、子供の進学先によっては教育費も大きく変わります。親の介護による思わぬ出費や、自身が病気になるかもしれません。
挙げだすときりがないのですが、人生には予期せぬことが起きるリスクが多くあります。
35年という長期に渡って現状を維持できる方の方が少ないのではないでしょうか?

このような予期せぬことが起こった際に、これまでの住宅ローンの支払いを維持できなければ、
たちまち支払いに困窮し、住宅ローン難民となってしまうのです。
もし賃貸であれば今より安い家賃の物件に引っ越すなどの対策が取りやすいのです。

また、月々の支払いが家賃と同額だとしても、持家には住宅ローン以外に、
固定資産税・都市計画税が毎年かかりますし、マンションの場合は管理費や修繕積立金がかかります。
戸建の場合でも何か故障すれば直すためには費用がかかりますし、
外壁や屋根なども定期的に補修しなければなりません。
これらの維持費用も加味すれば家賃と同額とは到底言えない金額になってしまう可能性があります。

住宅ローン難民にならないための第一歩として、
チラシの売り文句にすぐに乗るのではなく、
自身の返済プランにある程度余裕を持った住宅ローンを組むということが大切なのです。

 

Filed under: 任意売却,住宅ローン難民,梅田:基地 — 中川 強 1:46 PM

【阿部理恵020】成年後見制度と任意売却

不動産取引をする際には、人・意思・物をしっかりと確認します。
「この人は真の所有者か?」「所有者なら真に売却を希望しているのか?」
「売りたい物件はこの物件で間違いないか?」この3点を確認します。

売却するにあたっては通常の売買でも任意売却でも、
所有者の明確な意思表示が必要不可欠です。
この「所有者本人の意思確認」ができない場合は、
売却の手続きを進めることが出来ません。
その原因として多いのは、現在なら認知症です。
ほかにも知的障害や精神障害などの理由で判断能力の不十分な方は、
自分で売却することが事実上不可になります。
では、どうすればいいのか?

判断能力が低下してしまった後に
不動産を売る必要が出てきた場合、
判断能力の不十分な方々を保護し、支援する
成年後見制度を使うことになります。
簡単に言うと、
判断能力が低下した本人の代わりに、
契約等の重要な法律行為をしてくれる人を選んでもらう制度です。
判断能力の程度など本人の状況に応じて
「後見」「保佐」「補助」の3つの制度があります。

本人、配偶者、四親等内の親族、市区町村長などが家庭裁判所に申立てて、
・判断能力が欠けているのが通常の状態の方=成年後見人
・判断能力が著しく不十分な方=保佐人
・判断能力が不十分な方=補助人
が選任されます。

申立ての際に候補者が挙げられていれば、
家庭裁判所はその候補者が適格かどうかを判断します。
親族後見人による横領が多発したため、
最近では親族が選任されるのは全体の3割未満です。
7割は司法書士や弁護士等が職業後見人として選任されます。

成年後見制度を利用するにあたっては
申立手数料・登記手数料として3,400円のほか、
郵送等の実費や、戸籍謄本などの必要書類を取得するための費用、
本人の判断能力の程度を確認するために、
医師による鑑定を行いますので、鑑定料が必要です。
鑑定料は殆どのケースで10万円以下です。

申立てから成年後見人等の就任までの期間は、
個々の事案により異なりますが、2~3か月くらいが多いようです。

不動産売却の際に、所有者の判断能力が低下していて
成年後見制度の利用が必要な場合にも関わらず、
無理矢理売却を進めてしまうと、後でその売却は無効となってしまい、
当事者全員に甚大なる迷惑がかかります。

また、成年後見人をつけて不動産を売却するとしても、
その不動産が本人の自宅である場合は、
家庭裁判所の許可がないと売却できません。
自宅の所有者が成年後見人をつける必要があるような、
判断能力が低下した状態なら、
自宅の売却は非常に困難だと思ってください。

成年後見人をつけた方が良いのか等は、
住宅ローン難民エールプランナー阿部が適切な判断をしますので、
いつでもご相談ください。

Filed under: 北浜:基地 — 阿部理恵 1:35 PM

【金山 博009】支払いの優先順位

 

住宅ローンの支払いが厳しくなると日常の出費を見直し、節約を考える方は多いと思います。節約によって住宅ローンの支払いが賄えればよいことですが、日々の出費の中には様々なものがあり食費、教育費、保険料、住宅を所有していれば固定資産税、都市計画税、マンションであれば管理費、修繕費、また車をお持ちの方はローンや維持費、その他のクレジットカードの借り入れ等、人によって様々なお支払いがあり全てが節約でどうにかなるものでもありません。支払いのすべてを賄えれば問題はありませんが、もし支払いが出来なくなってしまった場合には項目別に優先順位をつけて取り返しがつかなくなる前に対策をとる必要があります。

 

①【生活費用】

食費、光熱費、通信費、教育費等、日々の生活で欠かすことの出来ない費用です。

優先順位も一番高い項目です。しかし、いざ節約するとなるとこの項目から費用を抑えていくことになります。

 

②【税金】

住宅を所有していれば固定資産税、都市計画税、自営業の方であれば住民税や国民健康保険料等も納める必要があります。税金に関しては仮に将来自己破産をしても支払いの義務を免れることはなく必ず納付しなければならないものです。また税金の滞納があると役所は自宅を差し押さえてくることがあります。これでは自宅を売却することも出来なくなってしまいますので、そういった意味でも税金の支払いの優先順位は高いものと言えます。

どうしても納期までの納付が難しい場合は何も言わずに滞納してしまうのではなく役所に出向き相談してみてください、分納などの相談にはのっていただけるはずです。

 

③【マンション管理費・修繕積立金】

マンションを所有している方は管理費、修繕積立金があり、滞納があると管理組合から請求されます。場合によっては管理組合から訴訟を起こされるケースもあります。売却の際滞納分は次の所有者に引き継がれますので滞納があるマンションは流通性が低いと言えます。つまり滞納分を解消する必要がありますので、管理費、修繕積立金に関しても支払い順位は高いと言えます。

 

④【住宅ローン以外の借り入れの返済】

住宅ローン以外の借り入れがある場合、これらに対しても返済する必要があるので大きな負担になっている方も多く見受けられます。

生活上必要な車を維持するためローンの支払いは高い優先順位です。大きな買い物をする際に計画的にローンを組むのであれば問題はありません。しかし生活費や住宅ローンに充てるための借り入れといった状況になってしまっていれば、今後明確に収入が増える見込みがあり、一時的に借り入れている場合を除きほぼ間違いなく将来返済に行き詰ります。ましてやカードローンの返済のために別のカードローンから借り入れるような自転車操業状態になっている場合にはすぐに何かしらの対策をする必要があるでしょう。つまりこの項目が支払えない状況であれば既に現状維持が難しい状況に陥っているので優先順位としては低いと言えるかもしれません。

 

⑤【住宅ローン】

念願のマイホームを手に入れるために組んだ住宅ローン上記のようの生活費を抑えることで維持できるのであれば、まだ問題はありませんが、税金や管理費その他の借り入れの返済を滞納してまで支払ったとしても結局その滞納している項目の債権者から差し押さえられ競売にかけられてしまえば本末転倒です。愛着のある家をどうしても手放したくない気持ちがあるので正しい選択をすることは非常に難しくなってしまいます。無理に支払ってはいけないと言う意味で住宅ローンの優先順位も低いものと言えます。

 

出費の種類や支払いの優先順位は人によって違うことでしょう。しかし誰にも相談できずに間違った選択をしてしまってからでは取り返しが効きません。返済に行き詰った際にはすぐ住宅ローン難民エールプランナーに相談してください。

Filed under: 上野台東:基地 — 金山博 3:55 PM

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